NASってご存じですか?NAS=Network Attached Storage です。NAS欲しいって言われてたので記事にしてみましたが、私はNASにあまり肯定的ではないなーと思いました。
┃手軽で簡単に、設定も簡単
パソコンで共有設定(SAMBA、Open Directory等)が出来ない人にはNASはとても良いのかもしれません。
ですが、NASを使わず通常のOSで実現するために独力で学び設定を出来るようになれば、活かせる場所、応用できる場面もありますので設定を勉強することをおすすめします。とっても簡単ですからね。
[amazonjs asin=”B002PA7UU6″ locale=”JP” title=”I-O DATA LAN接続ハードディスク 1TB HDL-C1.0″]
私が持っているのは上記のNASです。5年も前の製品でUSB2.0のため遅いです。LAN接続での速度も精々10MB/s程度しか出なかったような記憶があります。※既に処分しました。
理想とした速度が出なかったため、うちでは使っていません。NAS良いなって思ったこともあるのですが、NASとして機能させたこともあるのですが、結局やめちゃいました。
理由は消費電力を考え、無駄と判断したためです。
NASには独自でサーバー機能を維持するためにOSが入り、動作しているのですが、単体のNASの消費電力やパフォーマンスを考慮した結果、思った以上に求める効果が出ずストレスを感じてしまい利用を断念しました。
今現在利用中のサーバーの消費電力は最大で40ワット程度で、アイドルが20ワットないくらいのため、サーバーでそのまま共有すればいいだけで、サーバーの中で共有をすれば結果は得られます。それを別としてNASを増やすということは、電気代が増加するだけで勿体無いですよね。
一昔前のパソコンで、アイドルでも100ワット行ってしまうようならNASは良いと思います。それだけ消費してしまうようなパソコンなら、電気代から計算し、今時のパソコンに買い換えてしまうほうが、差額の電気代と耐用年数(減価償却等)を考慮すれば、NASを得るより、パソコンを買いかえたほうが、作業効率も含め改善してしまうため、いまいちNAS単体を得る有効性を理解できておりません。
iPhoneの無料アプリからWindows共有(Samba)やOS Xの共有(Open Directory)への接続や閲覧、端末へのダウンロードも出来るので、NASがないとなぁ・・ってことが無いんですよね。NASを導入するなら、NIC(NetWork interface card)が複数やRAID等、Enterprise向けになるようなものでないと、ちょっと実用に厳しく。
NASを導入せずに古いノートパソコンをサーバー化してNASプラスαで利用している人も多くいます。NASはNASとしか使えないのが現在の端末の消費電力を考えると勿体無いって感じます。
私が想定している大体のシナリオは、企業が導入ではなく個人が導入するケースです。民生機のストレージ1台、LANポート1つのNASを導入するとして、NAS代金が1万5千円24時間運用で1H/15ワットくらいとして、31日で245.52円。年間の電気代は、2,890.8円。合計17,890.8円。
民生機の手が届きやすい価格帯のものは、安物買いの銭失いなんだよなと思います。PC1台あるのなら、追加で1円もかけずに同じ結果を得ることはできます。
┃NASのメリット設定が楽
楽を買うって所です。楽を買えるけど、期待通りのパフォーマンスは出せません。自分で設定をするなら、無料でパソコンに沿ったパフォーマンスが出ます。
┃NASのデメリットは
満足できる良い物は高いです。私が良いと思うのは、Droboくらいです。[amazonjs asin=”B00OLMWBH8″ locale=”JP” title=”【日本正規代理店品】Drobo 5N NASケース(3.5インチ×5bay) Beyond RAID PDR-5N”]
けど、高いんですよね…。
ローカルで共有する上では、NICチーミング(ボンディング)を設定し、共有設定してしまうほうが十分満足な時代になっているので、専用機を買っても、そこまで費用対効果は得られないのかな。
否定はしていないです、肯定もしていないです。
データを保護することが一番で、二番目に利便性を追求する形で私は考えてしまうため、複数のストレージでRAID等堅牢性を維持する、てなると結局のところ、それならサーバーでやればいいよねと思えてしまうのです。