節税は間違いではないです。
ちゃんとした節税と、ちゃんとしていない節税があります。
┃節税は節税で脱税ではない。
脱税の場合は、重加算税があります。悪質なので当然です。単純に支払いができず滞納する場合は、過怠税もあります。
┃脱税とはなにか
虚偽の申告により、悪意をもって税逃れをすることです。
┃節税とは
自営業・個人事業主が一番恩恵がありますが、労働者でも節税は普通にしています。
気がついていないこともあるかもしれませんが、扶養控除が一番わかりやすいかもしれません。
┃同一世帯での世帯収入を調整する節税方法
よくあるものでは、子どもや配偶者を利用した控除です。結局これも同じ節税です。違法性はありません。
ただ扶養控除の場合は、控除できる金額は年金相当額のため、世帯収入から年金の免除が決まるので、控除をうけたとしても、その分の金額で年金を支払うべきです。
べき、というのも理由があり、国民年金の場合なら、支払いの義務があるのは、20歳以上の本人ならびに世帯主です。
逆にいえば、世帯収入のせいで免除にできなくなりますし、年金の滞納は差し押さえがありますが、世帯主も支払いの義務を負うため、本人と関係がないということは出来ません。
そもそも控除される金額が年金相当額なので、控除を受けた分だけ返す話で、お得というわけではないです。
控除がなくなりますが、年金を0にすると言えば、世帯を分けてしまうことです。世帯収入から判断されるのですから、同一世帯で別世帯にすれば解決します。
これも悪いことではありません。制度としても仕組みとしてもできてしまうのですから、問題はありません。
また国民健康保険の場合も、世帯割、均等割、収入になりますが、国保ならびに年金を支払う本人の収入によっては、世帯を分けたほうが良い結果になることもありえます。
┃事業者の節税
よくあるものですと、減価償却の耐用年数から敢えて型落ちのものを購入し、一括償却するという方法が一番聞くかもしれません。
しかしこれもあまり賢いとも言えません。
単純な方法として、売上高を減らし、減らした売上高から税が決まり、手元に「モノ」を残すことで、将来それを売却し、手元のお金を少しでも、という考えもわかるのですが、効果としては大きいとは言えません。経年劣化もあれば損壊もしますし、安定や確実、堅実性があるのか?だと私は疑います。
┃理想的な節税とは
節税をする目的は、手元のお金を残すことのはずです。
ということは、何かモノに変えてもいいですが、「変えたモノ」がお金を生み出すならまだしも、消費につながると理想的とは思えません。
端的に一番は、お金を払わずお金を残す、が理想的なはずです。しかし、一般的に思いつくのは脱税になってしまいますよね。
なので、よく税制や所得の仕組みを理解する必要があります。控除と同じように正しいやり方で、租税を回避する方法はあります。
無料で知りたい場合は、勉強すると見つけられるはずです。具体的な方法は書きません。書いても私に得がないので仕方ないですよね。