基準を知らない人がよく言っています。
│それくらい、これくらい
代表的な言葉ですね。
この言葉を言う人はどんな人が思い浮かぶでしょうか?「それくらい、いいじゃない」と発言するのは、いつも負担していない側が多いです。または、負担を強いる時に言う言葉だったり、馬鹿にしているようにもなるようです。
不思議な言葉なんですよね。
他人に甘えて施しを要望している意味なら、断られると「それくらい、これくらい」とワガママと気が付かずに言い出します。
幼少時から思っていたのですが、「それくらい」という言葉は、「負担をする人が発言してよい言葉」ですよね。
負担する人が「それくらい良いよ、してあげるよ、払うよ」と負担することが言うことと、一方的なわがままで負担を要求する側が「それくらい、いいじゃない!」というのは、ただ図々しいわがままですからね。
それくらい出来るでしょ?と任せるのも危ないです。あなたの基準が相手の能力と同等かわかりません。「それくらい」というなら他人に任せず自分でやりましょうって話になることもあります。
また任せ方によってトラブルを生みます。
※フォローアップせずにやることを投げているだけだと、期日ギリギリまたは、期日過ぎた後に「できていないこと」が発覚することがあります。出来るか出来ないか、任せられるか任せられないか、育てたか育ててないか、これらを判断した人は、任せた人です。進捗を確認しておかない人の過失で責任問われます。
一番簡単なことは誰にも任せず自分で1から10まですることです。
│判断基準
それくらい、とお願いすることが「仕事」として存在する場合は、対価賃金が支払われない場合、不当利得です。無料で働けと言っています。
相手に義務がないことを要望するどころか、不快な思いをさせ行わせることは、要求です。強要です。
それくらい!と思っても、拒否する権利は相手にあります。これを忘れて自己都合で相手の心情や負担を省みず伝える結果トラブルになります。
│批判の注意
「それくらい」というのは、基本的に「押し付けようとして断られたとき」に使う言葉に思います。
そのときに「心が狭い」や「ケチ」というのは自爆です。
何故自爆かといえば、貸し借りの問題でも「貸して」と伝えて断られ、ケチ!と言ってしまうと
「お金を出して買うべきものを買わないで済ませようとしたケチ」は言った本人です。
相手は施しを与える義務も義理もなく、借りたい人も借りるための請求権はありません。
要望=権利がない人の望み>しつこければ要求に
要求=権利がない人が求める>しつこければ強要に
請求=権利者だけが出来る権利
です。
│トラブル回避の方法
些細なものでも家庭環境と偏りに満ちた「常識・良識」から成り立つ主張なので、「くらい」という言葉はつけずに「これを・それを」無料でお願いしてもいいですか?と確認をするとトラブルにはなりません。
│確認はトラブル回避に役立ちます。
確認
連絡
報告
「かくれんぼう」が出来ない人はトラブルを生みます。
意思の確認、同意の確認
執行の連絡、変更点の連絡
状況の報告、達成を妨げる状態の報告
これら出来ない人が「自分勝手に決定」してトラブルをうみますよね。
│例外も勿論います。
自分は許容していても、相手が一切許容をしない場合。こういった場合は、その後一切の「受諾」をしなければいいだけです。
なので特にトラブルにはなりません。
│私のお客さんにもいました。
「3回までなら良いと思ってる」と言われたので、「与える側」が決めることで「してもらう側がきめることじゃないですよね」と話しました。
私の周りは中年以降から高齢者に多いと思います。10代から20代では、そのタイプは1人しか遭遇していません。
中年以降の子持ちで子育てをしていてわからないのも不思議だなと思います。子どもから言われる側の方が多いと思いますがどうなんでしょうね?